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カート

カートが空です

Unsere Überzeugung

私たちの信念

自然の才能への信頼

人工的な香料が、今や食品や嗜好品の世界に深く浸透しています。そのため、本来の果実や木の実がもつ真の味わいを人の舌は忘れかけ、人工的に作られた強い香りに慣れてしまっています。

しかし、私たちは信じています。
最高品質の天然素材を丁寧かつ清浄に仕上げることでこそ、豊かで真実の香味が生まれ、本質的で持続的な喜びがもたらされると。

そのため、人工的な添加物は私たちの理念に決して相容れません。樽熟成の蒸留酒に宿る色合いさえも、すべて自然そのまま。法律的には許されることが多くありますが、私たちの信念はそれを許しません。私たちが信じるのは、自然の才能そのものです。そして、それを識り、愛する真の美食家たちの感性です。

利益より真実の果実を

店頭やオンラインで常に手に入る安定供給、一本あたりの高い利益、常に一定の味わい――これが現代の蒸留酒ビジネスの基本原則でしょう。けれど、自然と共に歩み、自然から与えられる素材のみを使う私たちには、こうした経済的原則に従うことは叶いません。

自然は毎年異なる表情を見せ、素材の個性も年ごとに異なります。私たちはその年の収穫量と質に従って、製造する蒸留酒を決めるのです。ある年には小さなさくらんぼや西洋すももしか採れないかもしれません。しかし別の年には、豊かなりんごの収穫に恵まれることもあります。そのため、生産量は必然的に多かったり、稀少になったりします。

希少となった野生果実、例えば野生のブラックベリーやコーネルチェリー、西洋スモモ(スロー)などの場合、年間わずか3~4リットルしか造れないこともあります。このような少量の蒸留は極めて手間がかかり、経済的にはまったく成り立ちません。けれども、それが私たちには特別な価値があるのです。珍しく、稀少な香味を守り、後世に伝えることこそ、情熱ある蒸留所の役目だと考えています。